しんぺーの日記

日々のあれこれを書き連ねていく日記のようなブログです

IP、コンテンツ、メディアと情報量

コンテンツ、物語について

今は本、漫画、アニメ、映画、ドラマ、映像作品を生み出しやすくなった。技術によるはず。メディア側の発展により。その結果ピンポイントの情報を届けるためだけのコンテンツが多産される。ニッチを狙ったコンテンツは今やどこにでもある。

ここで注意。コンテンツひとつのIPの情報量は落ちているはずだ。というのも万人受けを狙わなくていい現在、情報量を盛り込みまくった作品は生まれにくい。

高速化されたのは情報量が出揃った後の工程だ。つまりIP段階での高速化、多量化が進んでいるわけではない。コミュニケーション技術の変化でここも早く膨大になりうるが、まとめる工程もあり、流れリズム構成するどん回もある。これらの速度が片付くるメディア工程に追いついていない。その現実も相まって、ピンポイントの練上げやすい情報量の少ないコンテンツを多産する現在に至っている、と考える。

万人受けの情報量豊富な作品の方が良い、というわけではないが、このことを踏まえる必要はあるだろう。

このことを踏まえた上で過去作品、現在の作品に当たると見え方が変わるかもしれない。ひたすら発見する意気込みで過去の情報量豊富な作品を見るのもよし、現在のピンポイント作品で情報を狙って取りに行く、その領域をとがらせるために見るのもよしだ。

もちろん一概に言えないとは思う。作者や製作陣に目を向けて情報量と作品の関係を考えると別の見え方もするだろう。作者に注目して追う、そして作者さえも見えてくるという見方もある。はたまたジャンルを固定してあらゆる作品に触れ、そのジャンルについて網羅的に見るのもひとつだ。

科学技術でメディアを片付くる工程が高速化した。メディアにはめる前の工程はどうだろうか?
そのことから現在の作品と過去の作品の違いを情報量に着目した1つの考え方、といったところだ。